起業の前に

起業を考える際に必要かつ大切な事項をまとめてみました。
特に事業計画書の作成は大切です。

1.起業の動機を固めましょう
・なぜ起業しようと考えたのですか?
・なぜ起業出来るのですか?
・起業して、何を実現したいのですか?
※起業したいという想いと起業につきまとう不安な想い
 この回答がしっかりしたものになれば、自ずと勇気とパワーが生まれてくるものです。

・起業することで、自分は幸せになれますか?
・起業することで、他人や社会に喜ばれますか?
・起業に際して、周りの理解や協力は得られますか?
※動機が弱いまま起業してしまうと、ピンチに遭遇した時、簡単にあきらめてしまう事態になりかねません。
・独立するに当たっての長所は何ですか?
・独立するに当たっての不安要素は何ですか?
・実現するための費用はいくら掛かりますか?
・資金調達などの準備はどう進めますか?
※起業を見合わせるのも勇気です。
 複数の角度からチェックをして、揺るぎない起業への動機を固めましょう。

2.事業計画を立てましょう
 6W2Hという要素を踏まえて考えてみましょう。

・What? 商品・サービスの内容は?
・Why? なぜこの事業を行うのか? 社会的存在意義は何か?
・Where? 市場は?
・Whom? 顧客は? ターゲットは?
・When? どのタイミングで行うのか? どんな人とどれくらいの資金が必要か?
・Who? 誰が行うのか? どんな人材が必要になるか?
・How to? どんな特徴を持たせるか? 競合優位性・独自性が持てるか?
・How much? 資金は? 売り上げは?
キャッシュフローを考えることで具体的な資金計画が立案出来ます。

※ より具体的に、紙資料にまとめましょう。

事業内容
どんな市場・ターゲットに対して、どんな商品・サービスを提供するのか?
市場環境
市場規模や成長性、競合相手の評価など、可能であればグラフや表を用いて説明する。
競合優位性
市場アクセス
計画している事業を、どのように市場に認知させるか?どのようにして販売網を広げていくのか?など、事業の実現プロセスを説明する。
経営プラン
仕入れ計画、開発・生産計画、人員・組織計画など、事業を継続的に運営するためのシステムを説明する。
リスクと解決策
想定されるリスクや問題点を抽出し、危険度を分析すると共に、対処法や解決策を提示する。  
仕入れ計画、開発・生産計画、人員・組織計画など、事業を継続的に運営するためのシステムを説明する。
資金計画
詳細な収支予測に加えて、資金繰り計画も立案する。
売上計画を達成出来ない場合の資金調達計画や返済計画も大切。  

※ 事業計画書を作成したら、第三者に見せて意見やアドバイスをもらいましょう。